日本近代前衛絵画史 1910s〜1940s
―激動の時代・画家のまなざし
板橋区立美術館では、開館の1979年以来、明治以降、特に大正、昭和の前衛絵画を収集、研究し、ご紹介して参りました。近年、日本の前衛美術の再検討が行われるようになり、当館のコレクションへの注目も集まってきています。
今回紹介する作品は1910年代〜40年代、明治後期から戦争直後までのものです。画家たちは、表現への弾圧や戦争の時代の中で、自己や社会を見つめ、フォービスム、ダダイスム、シュルレアリスムなどの海外の美術動向に刺激を受けつつ、制作を続けました。
本展は、板橋区立美術館のコレクションでたどる「日本近代前衛絵画史」です。時代と傾向別に6つの章に分けて作品を紹介します。これらの作品を、時代と共にふりかえることで、日本の前衛絵画思想がどのような背景をもとに発生・発展し、また中断をされ、戦後再興したのかを浮き彫りにできるでしょう。
また、本展では、2012年度に新たに当館に御寄贈いただきました、堀田操の戦後のシュルレアリスム作品、山本日子士良の板橋を描いた作品の他、初公開となる戦地で描かれた風景や兵士のスケッチも展示いたします。
2013年4月20日(土)〜6月9日(日)
午前9:30から午後5:00
(入館は午後4:30まで)
月曜日
無料
主催
板橋区立美術館
展示点数
油彩画、ペン画、資料など 約80件