Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

芸術、美術、展覧会の紹介をしています。

曜変・油滴天目 −茶道具名品展

artscene2013-01-23







受け継がれる東洋の至宝 Part?
曜変・油滴天目 −茶道具名品展− 
2013年 1月22日(火)〜3月24日(日)

休館日 毎週月曜日(2/11は開館)、2/12(火)
開館時間 午前10時〜午後4時30分(入館は午後4時まで)
入館料 一般800円・大高生500円(20名以上団体割引)
中学生以下無料


http://www.seikado.or.jp


〒157-0076 
東京都世田谷区岡本2-23-1  

静嘉堂文庫美術館
      

TEL.03-3700-0007

静嘉堂の所蔵品のうち、絵画・陶磁などの美術品は美術館、書籍・浮世絵版画などの図書は文庫の担当となっております。図書の閲覧や写真貸出、文庫の建物について等は、TEL.03-3700-2250の方へお問い合わせください。詳しくは静嘉堂文庫のページ




 世界に三碗のみが現存する「曜変天目」(すべて国宝)のうち、最も光彩が鮮やかな一碗、淀藩主稲葉家に長く秘蔵されたことで知られる“稲葉天目”と、独特の大きな朝顔形の姿に銀色の斑文が美しい「油滴天目」。本展では、この二つの名碗を中心に、信長―秀吉―家康と、天下人の手を経て今日に伝わる“大名物”茶入「付藻茄子」「松本茄子(紹鴎茄子)」、そして仙台藩主伊達家・加賀藩主前田家といった旧大名家、寺社・豪商・著名な茶人等によって所持された茶道具の名品を精選し、公開いたします。おりしも近年、南宋の都であった杭州から、美しい光彩をもつ「曜変」の破片が中国国内で初めて発見され、話題を呼んでいます。南宋宮廷への献上品であった可能性もでてきた曜変天目は、中国の陶磁史上、改めて注目される存在となり、研究の進展が期待されています。
 岩�啗彌之助(1851−1908・三菱第2代社長)と小彌太(1879−1945・三菱第4代社長)父子二代が、情熱を傾けて蒐集した静嘉堂の茶道具コレクションを、文庫創設120周年・美術館開館20周年を迎えた記念展PART?となる本展にて、お楽しみいただければ幸いです。

講演会

日時 2月24日(日) 午後1時30分から 
当日12:30より整理券を配布し、定員で会場は締め切らせていただきます。
演題 「室町時代人にとっての中国ブランド − 窯変天目茶碗と牧谿を中心に」
講師 山下裕二 氏(明治学院大学 教授)
場所・定員 地階講堂にて先着150名
*2/20〜27まで、重文 牧谿「羅漢図」(南宋時代)を特別公開いたします。

日時 3月10日(日) 午後1時30分から 
当日12:30より整理券を配布し、定員で会場は締め切らせていただきます。
演題 「数寄にかなった唐物茶碗 −灰被天目・黄天目−」
講師 赤沼多佳 氏(三井記念美術館 参事)
場所・定員 地階講堂にて先着150名

学芸員による作品解説

午前11時から 2月9日(土)、3月2日(土)、3月16日(土)
午後2時から 1月31日(木)、2月21日(木)、3月14日(木)


主な出品作品

※会期中、一部作品の展示替えを行ないます。