金銀の光彩─日本画のきらめき
2012年10月13日(Sat)-12月16日(Sun)
「装飾性」は日本画の特徴のひとつですが、中でも金や銀といった金属を用いて画面を彩る技法は、古くからなされてきました。金銀の輝きは画面を荘厳し、あるいは永遠性や象徴性を伴う空間を生み出し、きらめく色彩として作品を華麗に装います。
金属をたたいて薄く延ばした「箔」を貼付する他、箔を細かい粉末状にした「泥」、箔を小さな方形に切る「切箔」、糸状に切る「野毛」、また網目を通して細かく蒔く「砂子」などの形態の違いや、絹の裏側に箔を貼る「裏箔」など、技法は多岐にわたります。そうした金銀の光彩は、作品の装飾性を高めるとともに、強い魔力で観る者を魅了します。
本展覧会では、金銀などによる表現が施された近代・現代の日本画作品をとおして、さまざまな箔の技法や新たな可能性を紹介し、艶やかな金のきらめきと密やかな銀の輝き、プラチナの冴えた光…それぞれの魅力をお楽しみいただきます。
http://www.city.takasaki.gunma.jp/soshiki/art_museum/t/t201203.htm
企画展 金銀の光彩─日本画のきらめき
2012年10月13日(土)〜12月16日(日)
会期中、一部作品を展示替えいたします
会場 高崎市タワー美術館
(〒370-0841 高崎市栄町3-23 電話027-330-3773)
時間 午前10時〜午後6時(入館は午後5時30分まで)
金曜日のみ 午前10時〜午後8時(入館は午後7時30分まで)
主催 高崎市タワー美術館
休館日 毎週月曜日
会期中の休館日:10月15日・22日・29日、11月5日・12日・19日・26日、12月3日・10日
観覧料
一般:500円(400円)、大高生:300円(250円)
・( )内は20名以上の団体割引料金
・身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けた方、および付き添いの方1名、65歳以上の方、中学生以下は無料となります
関連事業
講演会 神戸智行「現代につづく日本画材の魅力」
11月17日(土) ※申込が必要です
学芸員による作品解説会(10月13日・28日、11月10日、12月2日・15日、午後2時〜)
主な展示作品
加山又造《千羽鶴》のうち左隻 昭和45年 東京国立近代美術館蔵
展示期間:10月13日〜11月18日
中島千波《素桜神社の神代桜》 平成8年 おぶせミュージアム・中島千波館蔵
望月玉溪《白れい孔雀》のうち右隻 明治42年 泉屋博古館分館蔵
展示期間:11月20日〜12月16日
神戸智行《彩れる水面 紅色のシンフォニー》 平成15年 当館寄託
田渕俊夫《風さわぐ》 平成4年
株式会社ヤマタネ蔵
1、講演会「現在につづく日本画材の魅力」
講師=神戸智行(日本画家)
日時=11月17日(土)/午後2時から
会場=高崎タワー21 集会室
参加費=無料
募集人員=80名(応募者多数の場合は抽選)
申込方法=往復はがきに住所・氏名・電話番号を記入し、下記宛にお送りください。1枚につき1名様の応募となります。
〒370-0841
高崎市栄町3-23 高崎市タワー美術館講演会 係
締切=10月31日(消印有効)
2、学芸員による作品解説会
日時=10月13日(土)、28日(日)、11月10日(土)、12月2日(日)、15日(土)/午後2時から