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「モナリザ」の頭蓋骨?発掘

永遠の笑みの謎解明に



時事


イタリア・ルネサンス期の巨匠レオナルド・ダビンチ(1452〜1519年)の名画「モナリザ」のモデルとされる女性の可能性がある頭蓋骨が24日、フィレンツェの旧修道院地下から掘り出された。世界を魅了してやまない「永遠の笑み」を浮かべた人物にまつわる謎の解明に一歩近づくと期待されている。


 頭蓋骨が見つかったのは旧ウルスラ修道院。ここにモナリザのモデルとされるフィレンツェ商人の妻リザ・ゲラルディーニが埋葬されたとダビンチ研究家が2007年、自説を唱えていた。
 考古学者らのチームはレーダーなどを使って旧修道院の地下を探査し、これまでに複数の人骨を見つけている。今回新たに祭壇付近の地中から保存状態の良い頭蓋骨を発掘した。記録によれば、リザは夫の死後、この修道院で余生を過ごし、62歳か63歳で亡くなった。


 ANSA通信によると、探査チームは、モナリザが描かれた時期と一致する「1500年以後に旧修道院に埋葬された女性は2人だけ」とみている。今後、放射性炭素年代測定やDNA鑑定により骨を徹底的に調べ、人物の特定を試みる。