Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

芸術、美術、展覧会の紹介をしています。

夏休み企画 美術館で旅行!−東海道からパリまで−」展

artscene2012-08-17




歌川広重(初代)「東海道五拾三次之内 日本橋・朝之景」

(1833-36年頃)山種美術館蔵、大判錦絵(前期展示8月26日まで)



〒150-0012

東京都渋谷区広尾3-12-36

夏休み企画 美術館で旅行!−東海道からパリまで−」展

http://www.yamatane-museum.jp/



【徒歩でのアクセス】

JR恵比寿駅西口・東京メトロ日比谷線恵比寿駅 2番出口より徒歩約10分



【バスでのアクセス】

◦恵比寿駅前より日赤医療センター前行都バス(学06番)に乗車、「広尾高校前」下車徒歩1分(降車停留所③、乗車停留所④)


◦渋谷駅東口ターミナルより日赤医療センター前行都バス(学03番)に乗車、「東4丁目」下車徒歩2分(降車停留所①、乗車停留所②)

会 期 : 2012年7月28日(土)〜9月23日(日)


前期展示(7/28〜8/26) 
後期展示(8/28〜9/23)


会場: 山種美術館
主催: 山種美術館読売新聞社


開館時間: 午前10時〜午後5時(入館は4時30分まで)
休館日: 月曜日(但し、9/17は開館、翌火曜日は休館)


入館料: 一般1000円(800円)・大高生800円(700円)・中学生以下無料

( )内は20名以上の団体料金および前売料金
障害者手帳被爆者手帳をご提示の方、およびその介助者(1名)は無料


出品作品:


Ⅰ 浮世絵
歌川広重(初代)《東海道五拾三次》(全55図・扉/前期後期で展示替え)、
《阿波鳴門之風景あわなるとのふうけいあわなるとのふうけい (雪月花の内 花)》、《名所江戸百景 大はしあたけの夕立》(いずれも後期8/28〜9/23展示)


日本画(国内)
椿椿山《久能山真景図》【重要文化財】、野口小蘋《箱根真景図》、川合玉堂《竹生嶋山》、小林古径《伊都岐島》、
石井林響《総南の旅から》、奥村土牛那智》、《鳴門》、山本丘人《洋上の火山》、東山魁夷《春来る丘》


日本画(海外)
横山大観《楚水の巻》(会期中巻き替え)、結城素明 《巴里風俗のうち ルーブル美術館》、
速水御舟オリンピアス神殿遺址》、《埃及所見》、横山操《アメリカ五題のうち マンハッタン》、
平山郁夫《ロンドン霧のタワァ・ブリッジ》、《シルクロードの遺跡 ブハラ》、千住博《ピラミッド 遺跡》


Ⅳ 洋画
黒田清輝《湘南の海水浴》、佐伯祐三《レストラン(オ・レヴェイユ・マタン)》、荻須高徳サン・ドニ風景》
会期中、一部展示替えを行います。
前期展示(7/28〜8/26) 後期展示(8/28〜9/23) 前後期の表記がない作品は全期展示(7/28〜9/23)
所蔵先を記載していない作品は山種美術館蔵です。
出品内容には変更が入る場合があります。



海に山に、避暑地や海外にと、夏は多くの人々が旅を楽しむ季節です。この時期に合わせて当館では、「旅」をテーマに絵画を選び、美術館に居ながらにして旅行気分が味わえる、夏休みにふさわしい展覧会を企画いたしました。



日本で旅行が盛んになるのは、街道と宿場が整備された江戸時代のことです。特に江戸後期には旅への関心が高まり、十返舎一九滑稽本東海道中膝栗毛』が大ヒットしました。そうしたブームを背景に生まれたのが歌川広重の浮世絵風景画シリーズです。中でも江戸から京までの道程を旅情豊かに描き出した《東海道五拾三次》(「保永堂版」全55図・扉を前期/後期に分けて公開)は一世を風靡し、以降、同様の揃物が次々と出版されました。



明治時代になると、近代化とともに鉄道や航路などの交通機関が発達し、日本人にとって旅は一層身近になりました。画家たちも例外ではなく、新たな題材や技法を求め、また自己を見つめ直すために旅に出て、その経験から生まれた作品を数多く残しています。



本展では、「美術館で旅行!」をキーワードに、広重の東海道五拾三次をはじめとする日本各地の風景や旅する人々、横山大観の中国、速水御舟のエジプト、佐伯祐三結城素明のパリ、平山郁夫シルクロードなど異国の風景を描いた作品を展示し、画家の眼をとおして世界各地の魅力をご紹介します。この夏はぜひ、山種美術館でご家族、お子様、お友達とご一緒に、絵画鑑賞による夏休みの小旅行と、画家たちの個性あふれる旅の追体験をお楽しみください。



 多くの人が旅行に出掛けるこの季節に「旅」をテーマに絵画を選び、美術館にいながら「旅気分を味わえる」展覧会を企画。国内各地のほか、中国やギリシア、パリなど海外の風景を描いた作品を展示する。



 作品は、歌川広重の「東海道五十三次」(全55図・扉、前後期で展示替え)、「名所江戸百景 大はしあたけの夕立」などの浮世絵、重要文化財である椿椿山の「久能山真景図」、東山魁夷の「春来る丘」など国内の風景を描いた日本画速水御舟の「オリンピアス神殿遺址」、結城素明の「巴里風俗のうち ルーブル美術館」など海外の風景を描いた日本画、パリを描いた佐伯祐三の「レストラン(オ・レヴェイユ・マタン)」、荻須高徳の「サン・ドニ風景」などの洋画、計121点を展示する(うち29点は展示替え)。