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マッカーサー記念室

artscene2012-07-16


第一生命保険は、本社を置く「第一生命館」(東京・千代田区、現DNタワー21)がGHQによる接収解除と返還から60年の節目を迎える2012年、第一生命保険創立110周年記念特別企画として、現在非公開となっているマッカーサー記念室を期間限定で一般公開する。


http://www.dai-ichi-life.co.jp/company/public/event/public_open.html

マッカーサー記念室について>

 本社ビル「第一生命館」は、終戦直後の1945年9月にGHQ連合国軍総司令部)に接収され、その後1952年7月の返還にいたるまで、「第一生命館」は、現在の日本国憲法の原案であるGHQ草案が作られるなど、戦後の日本をかたちづくるさまざまな舞台となった。マッカーサー元帥はこの執務室から、日本が第2次世界大戦後の焼け野原から復興していくのを眺めた。昭和天皇の神格性を否定し「日本国の象徴」として位置づけた新憲法の起草を命じたのも、この執務室からだった。


 当時、マッカーサーの執務室となったのは6階の社長室。マッカーサーはたいへん几帳面で、何事も即断即決するため、この社長室にあった引き出しのない机を気に入って愛用したと言われる。ヨットが好きで、英国人画家オルドリッジにより描かれたヨットの絵を2枚部屋に飾っている。サンフランシスコ平和条約が発効し、総司令部が市ヶ谷に移転した1952年の7月7日に、「第一生命館」の接収は解除され返還された。米国の関心が朝鮮半島へと移り、建物が第一生命へと返還された後も、社はマッカーサー元帥が立ち退いた当時そのままの姿で執務室を保存してきた。


 部屋は当時のたたずまいをそのまま残し、歴史を語り続ける部屋として、机や椅子とともに、当時のまま保存している。執務室の壁や床は全て木製で、大きな窓からはカーテンを透かして日差しが差し込む。引き出しのない机は、書類をためることを嫌ったマッカーサーの面影を今に伝えている。


開催概要
東京都千代田区有楽町1-13-1 DNタワー21
第一生命本館1F(こちらに受付を設けております)


日程
2012年7月17日(火)〜7月22日(日)

時間
10時30分〜15時30分

お問い合わせ先
第一生命保険株式会社
TEL 03-3216-1211(代) 
平日 9:00〜17:00

1日200名限定。受付時には記名と安全確保の観点から手荷物の確認がある。




なお、会場のキャパシティに加え、貴重な史料をそのまま保存と保護するという観点から、見学は1日先着200人限定だ。公開される期間は、2012年7月17日から7月22日まで。時間は10時30分から15時30分までとなる。


 
 第一生命保険(Dai-Ichi Life Insurance Company)本社ビル6階にある、連合国軍総司令部GHQ)のダグラス・マッカーサー(Douglas MacArthur)最高司令官が1945年9月〜51年4月まで執務室として使用していた部屋。


皇居に臨む保険会社のビルの一室から、ダグラス・マッカーサー(Douglas MacArthur)米陸軍元帥は連合国軍総司令部GHQ)の最高司令官として、6年間にわたり占領下の東京を見下ろしていた。当時のままの姿で保存されているというその執務室が、日本の主権回復から60年以上を経て今週、初めて一般公開される。


 第一生命保険(Dai-Ichi Life Insurance Company)が17日から1週間の期間限定で公開する執務室は、本社ビルの6階にある。終戦当時、社長室として使われていたものをGHQが接収した。執務室時代に使用されていた椅子や机、さらにはマッカーサー元帥自身が座っていた肘掛け椅子までもが保存されている。

昭和天皇・マッカーサー会見 (岩波現代文庫)

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第一生命館の履歴書 (1979年)

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