鎌倉密教−将軍護持の寺と僧−

源頼朝が鎌倉に武家政権を開くと、将軍家を守護し、武家の都鎌倉を護るための神事や加持祈祷が行われるようになりました。神と仏を一体化した神仏習合思想のもと、鎌倉幕府から依頼された貴体安穏・武家鎮護を総合的に行える鶴岡八幡宮を始めとした神仏弘通・天台真言弘通の道場となった社寺が、神事や密教の修法を行いました。
　この企画展では、将軍家や鎌倉幕府が公的な行事として行なう神事・仏事を中心に、鎌倉で展開した密教の歴史をたどります。

会場 神奈川県立金沢文庫

会期 平成24年8月3日(金)〜10月8日(月・祝)

休館日 毎週月曜日（ただし9月17日は開館）、9月18日

観覧時間 午前9時〜午後4時30分(入館は4時まで)　

交通
京浜急行「金沢文庫」駅下車徒歩12分(品川より快特33分)
JR根岸線「新杉田」駅接続、シーサイドライン「海の公園柴口」駅下車徒歩10分

主要出品作品

1 絵画 国宝附　 顕弁像　　　　　　　（展示期間：8/3〜8/31） 室町時代
2 彫刻 県文 僧形八幡坐像 鎌倉時代
3 絵画 県文 僧形八幡神像　　　（展示期間：9/1〜10/8） 鎌倉時代
4 工芸 八幡宮扁額 鎌倉時代
5 典籍（称名寺聖教） 重文 八幡宮図并社例（称名寺聖教） 鎌倉時代
6 絵画 三部四処字輪観図 南北朝時代
7 絵画 県文 種子愛染明王図　　　（展示期間：8/3〜8/31） 鎌倉時代
8 絵画 弘法大師像（甲本）　（展示期間：9/1〜10/8） 室町時代
9 古文書（金沢文庫文書） 重文 金沢貞顕書状 鎌倉時代
10 典籍（称名寺聖教） 重文 星供図（北斗図） 鎌倉時代
11 典籍（称名寺聖教） 重文 北斗表白 鎌倉時代
12 典籍（称名寺聖教） 重文 伝法灌頂記　上乗院宮 鎌倉時代
13 典籍（称名寺聖教） 重文 覚禅抄　大威徳転法輪法 鎌倉時代

観覧料金

成人 250円
20歳未満及び学生 150円
65歳以上及び高校生 100円

中学生以下・障害者の方は無料

（教育課程に基づく教育活動として入館する高校生は無料）

図書閲覧室のみの利用は無料

展示解説サービスを行っています。

ボランティアによる展示解説を、毎週土曜日と日曜日、および国民の休日に、それぞれ午後２時と３時からおこないます。