Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

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企画展「岡本太郎・布と遊ぶ」

artscene2012-07-02



 「生活環境そのものが芸術でなければならない」という岡本太郎の意思を、テキスタイルデザインを通じて紹介する。


 「岡本芸術」がデザインと出合ったのは1951(昭和26)年。ファッションモデルの左胸に、赤い絵の具で染めた自分の手を押しつけた瞬間だったといわれている。


  純白のイブニングドレスが手形で彩られていき、ドレスという実用物がオブジェとしての芸術になった。その際、テキスタイルに興味をもった岡本は「布と遊ぶ」ようになった。


 会場にはこいのぼりや着物、帯、シャツ、ネクタイ、ハンカチ、スカーフ、じゅうたんなど約50点を展示する。


 館長の平野暁臣

 「芸術とは額縁に入れてありがたいと拝むようなものではない。何でもない暮らしの中に息づくべきものだ。そう考えた岡本太郎の芸術観がふに落ちると思う」

 
 期間中、展示作品の解説を交えたギャラリートークも行う。

 
 開館時間は10時〜18時(入館は30分前まで)

 入館料は、一般=600円、小学生=300円ほか。


 火曜休館(火曜が祝日の場合は開館)。

 10月28日まで。


 岡本太郎記念館
 港区南青山6
 TEL 03-3406-0801


芸術は爆発だ!―岡本太郎痛快語録 (小学館文庫)

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今日の芸術―時代を創造するものは誰か (光文社知恵の森文庫)

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