Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

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田渕俊夫展 いのちの煌めき 

artscene2012-06-07


 圧倒的な技術と優れた色彩感で現代日本画の第一線で活躍する田渕俊夫(一九四一年〜)。二十代の初期作品から、院展の出品作品や昨年の東日本大震災に思いをはせて描いた横十メートルの大作など三十点で四十五年にわたる画業をたどります。渋谷区制施行八十周年を記念して開催します。



 主催 東京新聞、渋谷区立松濤美術館



松濤美術館
〒150-0046
東京都渋谷区松濤2丁目14−14
03-3465-9421



渋谷区制施行80周年記念
田渕俊夫展 いのちの煌めき



渋谷区在住の画家田渕俊夫(1941〜)は、日本画の重要な特質である精神性と装飾性と継承し、圧倒的な技術と優れた色彩感で、日本画の魅力を再認識させる作品を生み出し続けています。その画題は、植物と風景が主となっています。植物を描いた作品からは、生命のたくましさや生命の連鎖に対する畏敬の念を見ることができます。また、風景を描いた作品からは、悠久の時に対する画家の感動を看取できます。


今回の展観では、田渕の45年にわたる画業を、東京藝術大学大学院終了後に渡ったナイジェリアで取材した《ヨルバの花》から、昨年の震災を目のあたりにして鎮魂と再生の気持ちをこめて描かれた横10メートルの大作《惶》など30点の作品により回顧致します。真摯な写生、卓越した絵画技法に裏付けられた深い精神性に富む田渕芸術の真髄を堪能いただけると思います。


日時 2012年6月5日(火)〜7月22日(日)


開館時間 午前10時〜午後6時(入館は午後5時30分まで)
金曜日は午後7時(入館は午後6時30分まで)
休館日 6月11日(月)、18日(月)、25日(月)、7月2日(月)、9日(月)、17日(火)

入館料 入館料:一般300円、小中学生100円

団体10名以上で2割引

※土曜日は小中学生無料。60歳以上の方、障がいのある方(付添の方1名)は無料


講演会 6月9日(土)午後2時〜
田渕俊夫(画家) 「自作を語る」
作家による
ギャラリートーク 6月23日(土)午後2時〜
7月7日(土)午後2時〜

学芸員による
ギャラリートーク 7月14日(土)午後2時〜
美術映画会 6月30日(土)午後2時〜 「東山魁夷
7月21日(土)午後2時〜 「上村松篁」