蕭白ショック 曾我蕭白と京の画家たち
観覧料
一 般 1000円
大学生 700円
小・中学生、高校生無料
開館時間 日〜木曜日 10:00〜18:00
金・土曜日 10:00〜20:00
※入場受付は閉館の30分前まで
会期 2012年4月10日(火)〜 5月20日(日)
http://www.ccma-net.jp/exhibition_end/2012/0410/0410_list.pdf
18世紀の京都を彩った個性的な画家たち 蕭白、応挙、若冲、大雅、蕪村……
江戸時代中期、西洋や中国の文化を取り入れる動きが美術にも波及し、特に京都では個性的な画家が多く活躍しました。曾我蕭白(1730〜1781)もその一人です。蕭白は京都の商家に生まれ、父を早くに亡くして画業で身を立てました。室町時代の画家曾我蛇足に私淑して曾我姓を名乗ります。盛んに出版されるようになった版本の画譜を活用し、室町水墨画に学んだ復古的な作品を多く残しました。巧みな技術に裏付けられた独特の作品世界は現代人をも魅了します。
蕭白が伊勢地方(現在の三重県)で制作した作品は今も三重県内に多く伝わっています。今回の展覧会では修復を終えた、斎宮の旧家永島家伝来の障壁画(全44面、重要文化財、三重県立美術館所蔵)を中心に蕭白の画業を振り返ります。また、蕭白前史として、蕭白が師事したと思われる高田敬輔や、京都で活躍した大西酔月ら復古的な画風の画家を紹介します。円山応挙、伊藤若冲、池大雅、与謝蕪村らの作品も展示し、蕭白のいた江戸時代中期の京都画壇の豊かさを併せてご覧いただきます。首都圏では1998年以来久々の蕭白展となります。
会期中に大幅な展示替えがあります。
全ての作品をご覧いただく場合、4/10〜4/30と5/8〜5/20の両期間に1回ずつご来場ください。
曾我蕭白《月夜山水図屏風》近江神宮蔵 重要文化財(展示期間:5月8日〜20日)
曾我蕭白《松鷹図》旧永島家障壁画 三重県立美術館蔵 重要文化財(展示期間:5月2日〜20日)
曾我蕭白《美人図》奈良県立美術館蔵
(展示期間:5月8日〜20日)
大西酔月《高士騎牛図》京都府立総合資料館蔵、京都文化博物館管理(展示期間:4月10日〜30日)
伊藤若冲《月夜白梅図》個人蔵