青森県弘前市
佐藤陽子こぎん展示館は、一戸建ての一般家庭の一部をギャラリーとして公開しているものです。
http://youko-kogintenjikan.com
佐藤陽子こぎん展示館
〒036−1323
青森県弘前市大字真土字東川199−1
電話&FAX
0172−82−3367
古作:
こぎんは西こぎん、東こぎん、三縞こぎんの三地域別に分けられ、その中の西こぎん、東こぎんを展示。(120年〜150年前の作品を着用することが出来ます。)
こぎん刺しへの想い
本州の最北端に位置する青森県。藩政時代は厳しい掟により、綿花が栽培できなかった。農家の人々は麻を植え糸を紡ぎ目の粗い麻布でできた着物を着て農作業をしていた。
寒さをしのぎ激しい労働によって破れた穴をつくろい、より丈夫に長持ちさせるために地刺しや模様刺しを施すようになった。いつだれが考案したともなく津軽に美しい文様が生まれ「津軽こぎん刺し」として今日にしっかりと伝承されてきた。この貴重な財産を残してくれた先人たちに心から感謝し、更に次の世代へと継承するためにその一翼を担いたい。
については、三浦佐知子(伝統工芸士)ら100人以上が今も伝承のために刺している。青森では小学校から家庭科で扱うこともある。
模様を「モドコ」といい、多くのバリエーションを持っている。一例を挙げると、田ノクロ刺し、かご目、テコナ(蝶)、クルビカラ(くるみの殻)、四つマメコ、イシダタミ、フクベ(ひょうたん)、ウロコ、猫のマナグ(眼)、ベコ(牛)刺し、馬のくつわなど。
津軽こぎんと刺し子―はたらき着は美しい (INAX BOOKLET)
- 作者: 山邊知行,田中忠三郎,皆川美恵子,竹内淳子,新井淳一,住友和子編集室,村松寿満子
- 出版社/メーカー: INAXo
- 発売日: 1998/09/20
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すてきにハンドメイド 和の伝統を楽しむ(1)「津軽こぎん刺しのバッグ」
2012年4月5日(木) 10時15分〜10時40分 の放送
津軽地方に伝わる刺し子のこぎん刺し。津軽の女性たちの思いと共に、伝統の技を使って作るこぎん刺しのバッグを紹介する。
藍染めの麻布に白い糸で刺した幾何学模様が美しい、東北の伝統工芸。東北の手仕事を紹介するギャラリーの田中陽子さんを迎え、古いこぎんの作品を通して津軽の女性たちの思いや美へのこだわりを探る。また日常使えるアイテムとして、伝統の技を使って作るこぎん刺しのバッグを、青森県伝統工芸士・三浦佐知子さんが紹介する。
出演 はな
講師 工芸店店主…田中陽子