正岡子規と美術
左上 正岡子規《蔓草と鶏頭》1901年頃 松山市立子規記念博物館(3月4日まで展示)
正岡子規《病室の冬》1900年 松山市立子規記念博物館寄託(3月4日まで展示)
右上 正岡子規《自画像》1900年 松山市立子規記念博物館(3月4日まで展示)
左下 正岡子規《果物図》1902年 個人蔵
浅井忠《農夫帰路》1887年 ひろしま美術館
近代俳句の革新者として知られる正岡子規(1867-1902)は、愛媛県松山市に生まれました。子規は、浅井忠、中村不折ら洋画家と親しく交流し、子規の文学の根本をなす「写生」の理論も、彼らとの交流の中ではぐくまれたといわれています。
それは、過去の因習や主観を捨て、目の前に見えるものの客観的な描写によって、真実に到達しようとする思考のあり方であり、明治という時代の精神を象徴するものといえるでしょう。子規が自ら描いた絵画作品をはじめ、自然のなかの美を追い求めた明治の画家たちの作品を紹介いたします。
正岡子規 略歴
1867年、愛媛県松山市生まれ。東京での学生生活を経て文学の改革に志し、新聞「日本」の記者として活動。若くして肺結核を発症、闘病の末、東京・根岸で短い生涯を閉じる。想像を絶する病苦のなか、俳句・短歌をはじめとする創作をつづけ、多くの随筆・評論を残している。
司馬遼太郎の小説『坂の上の雲』では、同郷で、のちに日露戦争の立役者となった秋山好古(よしふる)・真之(さねゆき)兄弟との交流が描かれている。
<同時開催>スペシャルドラマ「坂の上の雲」パネル展 (無料)
2011年までの3年間にわたって放映されたスペシャルドラマ「坂の上の雲」では、松山に生まれた秋山好古・真之の兄弟と、正岡子規との交友が描かれています。
写真パネルや撮影に使われた衣裳などで、ドラマの世界をふりかえります。
<同時開催>秋山好古・真之兄弟と正岡子規ゆかりの地 松山コーナー(無料)
■4月1日までの土・日・祝日限定で、三笠公園と横須賀美術館を結ぶ無料シャトルバスを運行します。
2012年2月11日(土・祝)〜4月15日(日)
休館日 4月2日(月)
観覧料
一般 800円/高大生・65歳以上 600円/中学生以下無料
中学生以下無料および市内在住在学の高校生は無料。
横須賀美術館
〒239-0813
神奈川県横須賀市鴨居4丁目1番地
Tel:046-845-1211
【京浜急行線をご利用の場合】
・「馬堀海岸」駅1番乗り場から京急バス →バス停案内
「観音崎」行(須24、堀24)「観音崎京急ホテル・横須賀美術館前」(約10分)下車、徒歩約2分。
料金:240円
・「浦賀」駅1番乗り場から京急バス →バス停案内
「観音崎」行(浦3、堀25)終点「観音崎」(約15分)下車 徒歩約5分
料金:210円
「馬堀海岸」駅および「浦賀」駅からの時刻表はこちらをご覧ください。
【JR線をご利用の場合】
・「横須賀」駅3番乗り場から京急バス
「観音崎」行(須24)「観音崎京急ホテル・横須賀美術館前」(約35分)下車、徒歩約2分。
料金:400円
主催
横須賀美術館