Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

芸術、美術、展覧会の紹介をしています。

抽象と形態:何処までも顕れないもの DIC川村記念美術館

ジョルジュ・ブラック
《水浴する女》 1926年
油彩、砂、カンヴァス
130×74cm  DIC川村記念美術館
ADAGP, Paris & SPDA, Tokyo, 2011


クロード・モネ 《睡蓮》 1907年
油彩、カンヴァス 92.5×73.5cm




パブロ・ピカソ
《シルヴェット》 1954年
油彩、カンヴァス
100×81cm
DIC川村記念美術館

2011-Succession Pablo Picasso-SPDA (JAPAN)




一般1,200円
学生・65歳以上1,000円
小中学生・高校生500円


2012年2月15日(水)はDIC株式会社創立記念日のため無料開館。


2012年1月14日(土)―4月15日(日)


開館時間午前9時30分−午後5時
(入館は午後4時30分まで)

休館日月曜日

主催DIC川村記念美術館


抽象と形態:何処までも顕れないもの


http://kawamura-museum.dic.co.jp/index.html


モノクロで描かれた人物画が見るものに強い印象を与える五木田智央。眼には見えない現実を写し取ろうとするスウェーデン生まれの写真家アンダース・エドストローム。柔らかな色彩と繊細な形態が溶け合う絵画を描く角田純。静謐で深みのある色面に光の本質を求めるフランシス真悟。水面に映る多彩な情景をダイナミックに描く野沢二郎。遠い記憶の心象風景を絵画空間に呼び起こす赤塚祐二。そして、重厚な油絵の質感の中に色彩の形を探求する吉川民仁。


上記、現代の7人の作家たちの最新作とともに、モネ、ピカソ、ブラック、ヴォルス、モランディ、サム・フランシス、アド・ラインハート、サイ・トゥオンブリーなど、20世紀美術に多大な影響を与えた芸術家の作品を同時に展観いたします。文化や時代は様々に異なりますが、「対象の本質を如何に顕すのか」という近代芸術の重要なテーマが、個々の作品に脈々と継承されていることを、実際の作品を通して感じて頂ければ幸いです。