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ルネ・マグリット美術館 盗難の「オリンピア」が無事返還

 超現実主義の画家、ルネ・マグリット(Rene Magritte 1898〜1967年)の旧居を利用した美術館であり、ブリュッセル(ベルギー)にあるルネ・マグリット美術館は2009年に盗まれた絵画「Olympia オリンピア」が、6日までに犯人から返還されたと発表した。あまりに作品が有名すぎて買い手が付かず、犯人が持て余したのではないかと推測されている。


オリンピアは1948年に描かれた裸婦画で、マグリットの妻がモデルとされた裸体画で、銃で武装した男2人組に盗まれた当時、最高で300万ユーロの価値があると推定されていた。美術館学芸員によると事件発生から2年以上たった後、保険会社の専門家に無条件で絵を戻したいという申し出があったが、犯人の行方などは分かっていない。破棄されず致命的な損傷もなかったということで幸運だった。