Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

芸術、美術、展覧会の紹介をしています。

かお、いろいろ―表情をたのしむ

artscene2012-01-04



かお、いろいろ―表情をたのしむ



2012年5月25日(金)〜8月27日(月)



ジョルジュ・ルオー≪若い道化師≫1939年



喜び、悲しみ、楽しさなど感情を伝える‘顔’。ルオーの描いた哀愁漂う道化師の面持ちや、梅原龍三郎が惹きつけられた北京・姑娘の強い眼差し、岸田劉生が愛娘・麗子に見出した内なる美など、近代の画家たちが捉え描いた表情に注目する。‘顔’に託された画家たちの思いを探ると同時に、いろいろな表情の豊かな表現を楽しむ。
  


*8月28日(火)は展示替えのため休館




■東京・新宿・池袋駅伊豆急下田駅(踊り子号)約2時間40分


伊豆急下田駅よりバス
 堂ヶ島行に乗り、相玉にて下車。
 松崎街道(県道15号線)を松崎方向へ進み、GS前にて右折。
 稲生沢川を渡り、看板に従い徒歩約15分。


 逆川行に乗り、上箕作にて下車。
 下田街道(国道414号線)を背に進み、最初の十字路を右折。
 その後、徒歩約15分。



■松崎よりバス
 下田行に乗り、相玉にて下車。
 松崎街道(県道15号線)を松崎方向へ進み、GS前にて右折。
 稲生沢川を渡り、徒歩約15分。



上原近代美術館
〒413-0715 静岡県下田市宇土金341
TEL. 0558-28-1228
FAX. 0558-28-1227











[民俗・資料・文化財]「東北を開く神話」 鴻池朋子 企画

鴻池朋子朋子が参加する展覧会
「東北を開く神話 ―第1章 鴻池朋子と40組の作家たちが謎の呪文で秋田の古層を発掘する」

秋田県立美術館美術ホールにて開催。


【展覧会ステイトメント】
美術館の床面には、秋田の大地図が縄によってインスタレーションされている。
そこには聞き慣れない地名、謎の呪文、作家たちの作品が置かれている。
作品は地球の古層への入口で叫ぶ巨大な赤ん坊“アースベイビー”と縄によって結ばれ、また、縄文にその起源を発する縄は、東北の蝦夷や神話の時代へと繋がっている。
ヒトと他の生物との一線を画したのは言葉の獲得であるといわれるが、野性とヒトの「連続性」が失われた時に、ヒトが人間の声で初発に語り出したものが、後に「神話」と呼ばれる物語だった。
つまり言葉ができた頃は、ヒトとそれ以外のものとの境界がまだ曖昧で、言葉はどのようにもすり替わり、ヒトは時に山であり川であり犬であり野性でありえた。
本展の「呪文」とは、このような神話的言語体系を想起させる仕掛けであり、「作品」とは呪文を介して今を生きる人々によって表現された新たなる神話なのである。
そして「鑑賞」を通して観客がその神話へと足を踏み入れると、体内に次第に摩擦が起こり始める。
これまで知っていた土地の記憶、思い込みとのズレ、である。このズレこそが社会的な認識を侵犯する「遊び」という領域だ。
そこでは意味は失墜し、観客は神話の裂け目から、地球の古層深くに勢いよく侵入してゆくのである。
古代にアーティストなんて言葉はなかった。
東北に生きるアーティストというなんでもない人間たちが、近代という明治維新期に括られた県境を軽々と飛び越え、現代語で東北を旅し、表現する。
この展覧会は単なるきっかけに過ぎず、ここから古層深くに眠る東北の想像力を開いてゆくのである。




【展覧会概要】
展覧会タイトル:あきたアートプロジェクト 
「東北を開く神話 ―第1章 鴻池朋子と40組の作家たちが謎の呪文で秋田の古層を発掘する」


会期:2012年1月18日(水)−29日(日)10時−17時
入場:無料
会場:秋田県立美術館 美術ホール(秋田県秋田市千秋明徳町3-7/Tel 018-834-3050)




■関連企画(企画によって会場が異なります)

・ギャラリートーク『神話を旅する秋田のアーティストたち』
日時:1月21日(土)①10:30-12:00 ②13:00-14:30 ③15:00-16:30



・記念トークセッション『人間と野性が往還する道』
ゲスト:庄内昭男、藤原優太郎、鴻池朋子/司会:樋田豊次郎
日時:1月22日(日)15:30-17:30(15:00開場)



・新県立美術館PR企画事業:鼎談『美術館の新たな可能性を求めて〜藤田嗣治へのオマージュ』
出演者:高階秀爾、山梨絵美子、鴻池朋子
日時:1月29日(日)13:30-15:00(13:00開場)


各企画の内容詳細、会場、申込方法等詳細は下記HPにて
http://akita-art-project.net/


【お問い合わせ・お申込先】
あきたアートプロジェクト事務局(ココラボラトリー内)
TEL/FAX: 018-866-1559

鴻池 朋子 KONOIKE Tomoko

1960年秋田県秋田市生まれ。
1985年に東京芸術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業後、玩具と雑貨の企画デザインの仕事に長年携わり1997年より作品制作を開始。
1985年 東京芸術大学美術学部日本画卒業




個展 / Solo Exhibitions

2011
「隠れマウンテン 逆登り」 ミヅマアートギャラリー/東京
2009
「インタートラベラー 12匹の詩人」 霧島アートの森/鹿児島県
「インタートラベラー 神話と遊ぶ人」 オペラシティアートギャラリー/東京
2008
鴻池朋子展 異界からの客人 六本脚オオカミと金沢の三日間」 松涛庵、山宇亭(金沢21世紀美術館)、旧中村邸、梅庵(金沢市立中村記念美術館)/石川
「隠れマウンテン&ザ・ロッジ」 ミヅマアートギャラリー /東京
「私の作品(もの)は他者のもの」 高橋コレクション/東京
2006
「惑星はしばらく雪に覆われる」ミヅマアートギャラリー/東京
「阿智に不時着」 工房IKUKO/岡山
「第0章」大原美術館 有隣荘、児島虎次郎記念館/岡山
2005
「みみおに不時着」 NADiff/東京
「草原に不時着」 ミヅマアートギャラリー /東京
2002
「外はすぐそこ」 ミヅマアートギャラリー /東京
2001
『みみお』絵本 原画展 青山ブックセンター本店/東京
「ギ・ガ」 フジカワギャラリーネクスト/大阪
「呼吸する何千ものラフたち」 アクシスギャラリー/東京
2000
「ひえびえと かがやかしく 目ざめる」 ミヅマアートギャラリー /東京
1998
「SOFT PROTOTYPE」 リビングデザインギャラリー /東京
1997
「SOFT」 アクシスギャラリー /東京

グループ展 / Group Exhibitions

2011
高橋コレクション日の出 オープニング展覧会「リクエストトップ30ー過去10年間の歩み」TABLOID GALLERY/東京
2010
「鉛筆画の世界展」中京大学 C・スクエア/愛知
「物語の絵画」新潟県万代島美術館/新潟
「第七回釜山ビエンナーレLiving in Evoluction」釜山、韓国
「HONG KONG INTERNATIONAL ART FAIR」香港、中国
ネオテニー・ジャパン -高橋コレクション米子市美術館/鳥取愛媛県美術館/愛媛
2009
「Kami.Silence-Action」ドレスデン美術館、ドイツ
ネオテニー・ジャパン -高橋コレクション」 上野の森美術館/東京、新潟県立近代美術館/新潟、秋田県立近代美術館/秋田
宮沢賢治の贈りもの」 三菱アルティアム/福岡
2008
ネオテニー・ジャパン -高橋コレクション」霧島アートの森/鹿児島県、札幌芸術の森/北海道
手塚治虫の遺伝子 闇の中の光展」 パルコファクトリー/東京
「第三回広州トリエンナーレ ポスト植民地主義への決別」 広東美術館/広州、中国
「東南アジア視覚藝術展」首都図書館/北京、中国
「ORDER RECEIVED」ミヅマアートギャラリー/東京
「反主流」三潴画廊/北京、中国
2007
多摩川アートラインプロジェクト アートラインウィーク2007」 東急多摩川線鵜の木駅/東京
「3L4D 動漫美學新世紀」國立國父紀念館/台北、台湾
「物語の真っ只中」川口市立アートギャラリーアトリア/埼玉
「The Geopolitics of the Animation」アンダルシア現代藝術センター(CAAC)/セビーリャ;ヴィーゴ現代美術館(MARCO)/ヴィーゴ、スペイン
「美麗新世界:当代日本視覚文化」長征空間/北京, 広東美術館/広州、中国
「Line」ナッサウ芸術協会/ ヴィースバーデン、ドイツ
2006
「Eyes and Curiosity from Tokyo」シュロッシュ・オマニュート現代美術ギャラリー/テルアビブ、イスラエル
「rapt! -20 contemporary artists from Japan」 現代写真センター(CCP)/ メルボルン、オーストラリア
「The Scarecrow」アヴェロフ美術館/ メツォヴォ、ギリシャ
「PHOTOESPANA -NATURALEZA: EXPERIENCIA-」ミュゼオ・サン・ロマン/トレド、スペイン
「Videoformes」 クレルモンフェラン、フランス
「Fiction@Love」上海現代美術館/ 上海、中国
2005
「SKETCH IN MOTION」スケッチギャラリー/ ロンドン、イギリス
「Spoltore Ensomble2005 The Evening Traveling : Animations, Dreams and Visions from Contemporary Japan」ぺスカーラ、イタリア
「Paradiso d'Amore -Neo-Aesthetics of Animamic Age」杭州平和国際センター/杭州、中華世紀壇世界美術館/北京、中国
「Psionic Distortion」 プラム・ブロッサム・ギャラリー /ニューヨーク、アメリ
ストーリーテラーズ:アートが紡ぐ物語」 森美術館/東京
「Since 1994 ミヅマアートギャラリー10周年記念展」ミヅマアートギャラリー/東京
MOTアニュアル2005 愛と孤独そして笑い」 東京都現代美術館/東京
2004
「ただ私自身をどうしたらいいのか分からないだけ」マレーラ現代美術、ミラノ/イタリア
「OFFICINA ASIA」ボローニャ近代美術館/ボローニャ、イタリア
2003
「City_Net Asia 2003」ソウル美術館/ソウル
「地之縁」杭州美術学院/杭州、中国
2002
「アート・ビデオ・ラウンジ」アート・バーゼル・マイアミビーチ、バス美術館/マイアミ、アメリ
「KAGEKI METONYMICS: Subversions and Transformations from the Japanese Fring」ステファン・スタックス・ギャラリー/ニューヨーク、アメリ
2001
「art connection」バンコク、タイ
1998
「SOL-LEVATO」ムーディマ財団/ミラノ、イタリア
「モルフェ'98」/三重県
1997
「アートワーク展 未来からの要請」/桐生市市民文化会館/群馬

森美術館/東京
  
大原美術館/岡山
スペンサー美術館/ローレンス、アメリ