Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

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大政奉還建白書の写し

artscene2011-12-22




 千葉・松戸 戸定歴史館


 江戸幕府15代、最後の将軍、徳川慶喜が1867年、朝廷に大政奉還を申し出た際の建白書の写しが、千葉県松戸市の古美術収集家だった男性の遺品の中から見つかった。これが寄贈された松戸市・戸定歴史館で2012年1月27日まで展示されている。



 縦21.5cm、横73.9cmで、紙質や墨の状態から大政奉還と同時期に書かれたとみられる。建白書の内容は知られていたが、原本は見つかっておらず、写しの発見も初めて。



 「朝廷」など天皇に関係する言葉の前で改行し、次行の文字を一段高くしする「擡頭(たいとう)」という敬意の表現が使われている。原本の書式研究などの手掛かりになる史料となる。



 その他、1867年パリ万博関係資料 昭武・慶喜撮影の写真約1000点など。


■開館時間 9:30〜17:00(入館は16:30まで)


■休館日 月曜日(月曜日が休日・祝日の場合はその翌日)、年末年始



■入館料 <歴史館入館料>
一般150円 高校・大学生100円
小・中学生50円


<歴史館・戸定邸共通入館料>
一般240円 高校・大学生160円
小・中学生80円


※以下の方は無料で入館できます。
松戸市内在住の身体障害者手帳療育手帳の交付を受けている人とその介護者
松戸市内在住の70歳以上の人
・土曜日に来館する松戸市内在住の小・中学生



徳川昭武(徳川慶喜の弟)の別邸、戸定邸

JR・常磐線松戸駅東口下車、徒歩10分
〒271-0092 松戸市松戸714-1
電話番号: 047-362-2050
ファックス番号:  047-361-0056