旅順博物館
満州国 大連の写真を発見
日本統治時代の満州国。大連における常盤橋付近の風景 (北九州市立自然史・歴史博物館提供)
日露戦争後、日本が中国東北部で運営した国策会社「南満州鉄道株式会社」(通称、満鉄)によって撮影された遼寧省大連市の写真約9000枚が、同市の旅順博物館に保管されていることがわかった。
北九州市立自然史・歴史博物館の日比野利信学芸員(42)が現地で確認した。満鉄撮影の大量の写真が中国に現存することを日本側が確認したのは初。旅順博物館は満鉄撮影の写真は2万枚以上あるとしており、全体像把握の調査を検討する。
写真は2010年12月に日比野氏が旅順博物館を訪問した際に示された。街の風景や満鉄工場、ボウリングに興じる市民など様々で、「南満洲鉄道株式會社」と印字されたカードに貼られていた。満鉄の広報誌「満洲グラフ」の掲載写真と同じものもあり、撮影者欄にある姓も満鉄職員と一致した。
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