静岡、福岡、渋谷
《ほつれ髪の女》 1506-08年頃
緑土、アンバー、鉛白、板
パルマ国立美術館
西洋美術史上、最も偉大な巨匠と称えられるルネサンスを代表する画家レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452-1519)。本展では、画家レオナルド・ダ・ヴィンチの追い求めた美の概念をその作品から見出すとともに、ダ・ヴィンチの弟子や同時代の画家、また彼の追随者や流れをくむ画家たちの作品を通じて、ダ・ヴィンチの美の系譜をたどります。イタリアのパルマ国立美術館からダ・ヴィンチ円熟期の傑作《ほつれ髪の女》が日本初公開されるのをはじめ、ダ・ヴィンチの比類なき描写力を目の当たりにする《衣紋の習作》2点も日本初公開されます。
《モナ・リザ》や《最後の晩餐》など世界の宝と言われる名画を残したレオナルド・ダ・ヴィンチ(1452-1519)。彼はイタリアのヴィンチ村に生まれ、フィレンツェで修行時代を過ごし、ミラノで絶頂期を迎えました。その後、さまざまな都市を転々とし、最後はフランス国王フランソワ1世に招かれ、アンボワーズ郊外で67年の生涯を閉じました。膨大な手稿を残す一方、現存する絵画はわずか十数点と限られています。しかし、その「美の世界」は彼の生きたルネサンス期の芸術家はもとより、現代にいたるまで多くの芸術家たちに多大な影響を及ぼしてきました。
静岡市美術館では開館1周年を記念して、レオナルド研究の世界的権威であるカルロ・ペドレッティ氏の名誉監修、レオナルド研究の第一人者であるアレッサンドロ・ヴェッツォージ氏の監修、そして木島俊介氏を日本側監修に迎え、レオナルドの創造した「美の理想」に迫ります。 世界各地から集めた日本初公開となるレオナルドの作品や、レオナルドと弟子による共作、弟子やレオナルド派と呼ばれる画家たちの作品、レオナルドと同時代の画家たちの作品、書籍や資料など約80点を展示し、「万能の天才」の美の系譜を紹介します。
2012年3月31日(土)−6月10日(日)※4/23(月)のみ休館
開館時間 10:00−19:00(入館は18:30まで)
毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)
交通案内 電車の場合 /お車の場合
お問合せ ハローダイヤル 03-5777-8600 (8:00〜22:00)
巡回会場
静岡市美術館 2011/11/3(木・祝)−12/25(日)
福岡市美術館 2012/1/5(木)−3/4(日)
公式ホームページ
http://davinci2012.jp
入館料
一般 1,500円
大学・高校生 1,000円
中学・小学生 700円