Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

芸術、美術、展覧会の紹介をしています。

東京都写真美術館

artscene2011-10-31



畠山直哉
Natural Stories ナチュラル・ストーリーズ


2011年10月1日 ( 土 ) 〜 12月4日 ( 日 )


http://syabi.com/contents/exhibition/index-1386.html


休館日:毎週月曜日(休館日が祝日・振替休日の場合はその翌日)


料 金: 一般 700(560)円/学生 600(480)円/中高生・65歳以上 500(400)円 


( )は20名以上団体および東京都写真美術館友の会、当館の映画鑑賞券ご提示者、上記カード会員割引


小学生以下および障害者手帳をお持ちの方とその介護者は無料/第3水曜日は65歳以上無料


 日本を代表する写真家の一人として、海外にも広く紹介されている畠山直哉の個展を首都圏の美術館では初めて開催。本展は近年に制作された作品を中心に、日本では未発表のシリーズ、新作も紹介。



 今まで畠山の作品には、石灰岩や石炭といった鉱物資源に関わる工場や採掘現場、その跡地などを捉えたシリーズがあります。それらの光景は、普段あまり人が行かないような、見ることのない風景ですが、自然と人間の生活との関わりの接点や、その場と人間との時間のやりとりを感じさせる独特の描写がされています。それらの作品には壮大で、時には畏怖を感じさせる光景が写されています。



 3月11日に畠山は生まれ育った陸前高田市の、彼の記憶の中にあったであろう風景を失いました。本誌の表紙の作品は、その後に始められた陸前高田市の風景を捉えた作品です。ホテルのエレベータの扉に挟み込まれた松の葉や枝は津波によるものです。人間の抗うことのできない自然の力を見せつけられます。



 今回は「Natural Stories ナチュラル・ストーリーズ」と題して、初期の作品から現在に至るまでの作品の中から、自然と人間との関わりを改めて俯瞰するような作品を主に構成します。これらの作品からは、美しく素晴らしい自然の魅力を感じるだけではなく、時には不条理で厳 しい光景を見ることができます。長い年月をかけて自然と人間がどのように共存し、対峙してきたかを改めて考えるきっかけになるでしょう。




担当学芸員によるフロアレクチャー
2011年11月4日(金) 14:00〜
2011年11月18日(金) 14:00〜
2011年12月2日(金) 14:00〜




作家によるフロアレクチャー
※18:30〜は展示室内の混雑が予想されます。ゆっくりと展示をご覧になりたい方は、フロアレクチャー開始前までのご鑑賞をおすすめいたします。

対談:畠山直哉×大竹昭子(文筆家)
2011年10月2日(日) 15:00〜16:30


会場:東京都写真美術館 2階ラウンジ (定員50名)




対談:畠山直哉×池澤夏樹(作家)
2011年10月25日(火) 18:30〜20:00



図録販売
畠山直哉展 Natural Stories
展覧会の出品作品(陸前高田、ブラストの映像作品は部分のみ)を掲載
B5判変形 164ページ 発行:産経新聞


JR恵比寿駅東口より徒歩約7分(動く通路使用)
東京メトロ日比谷線 恵比寿駅より徒歩約10分





〒153-0062 

東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス
Tel.03-3280-0099

Fax.03-3280-0033



休館日
毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は開館し、翌火曜日休館)


12月5日〜12月9日、年末年始(12月29日〜2012年1月1日)、2012年1月4日
2012年1月30日〜2月9日、2月27日〜3月2日

開館時間
10:00-18:00(木・金は20:00まで)
※入館は閉館の30分前まで