神奈川県横浜市・そごう美術館
右: 「あやめの衣」
岡田三郎助
今後の巡回予定
三重県立美術館
9月10日-10月23日
ひろしま美術館
10月29日-12月11日
日本の近代洋画の基礎を築いた藤島武二(1867-1943)と岡田三郎助(1869-1939)。鹿児島県に生まれた藤島と、その2年後に佐賀県に生まれた岡田は、それぞれ曾山幸彦の画塾で洋画を学び、時期を異にしてヨーロッパへ留学したのち、東京美術学校の教授として活躍。1912年には本郷洋画研究所を設立し後進の指導に努めるなど、明治末から昭和戦前期にかけて、同世代の洋画家としてともに切磋琢磨し、日本洋画の発展に貢献した。
卓越した技法と優れた色彩感覚により、人物画、風景画などで多くの傑作を創作し、なかでも女性美を追求した優雅な婦人像には定評がある。静謐でロマンティシズム漂う独特の女性像を描く藤島。装飾的でありながらも女性の官能美を表現豊かに描写する岡田。二人の代表作を含む約100点を展示して、共通点の多い2人の経歴や画業を振り返りながら、それぞれの作品の魅力を公開。
デザイン感覚に優れた藤島による美しい装幀本や、染織品をはじめ古美術のコレクターとして著名であった岡田の収集品なども併せて展覧。
記念講演会
「ふたりの女性 ー画家、藤島武二と岡田三郎助の主題」
講師: 荒屋鋪透氏(ポーラ美術館館長)
日時: 8月14日[日]午後2時
参加費:500円(消費税含む。別途入館料が必要)
電話045(465)5515
入館は閉館の30分前まで
入館料 大人1000(800)円、大学・高校生800(600)円、中学生以下無料
()は前売および20名さま以上の団体料金。
障害者手帳をお持ちの方、およびご同伴者1名様は()内の料金にてご入館いただけます。
企画協力 財団法人 日動美術財団
横浜駅 3分 そごう美術館 http://www2.sogo-gogo.com/common/museum/archives/11/0728_fujishima_okada/index.html