東京・菊池寛実記念 智美術館
http://www.musee-tomo.or.jp/exhibition.html
現代を代表する青磁作家のひとり、川瀬忍の美術館での初めての個展。
青磁の初源は古く、紀元前に中国で生まれ、現在まで3500年にわたって作り続けられた、豊かな歴史的背景を持つやきものです。展覧会の副題にある「天青」とは、10世紀中頃、五代・後周の皇帝世宗柴栄が“雨過天青雲破処”の色を宿す青磁を作るよう命じた、という伝承に由来する言葉で、雨上がりの澄んだ空の色、青磁の理想の色を示す言葉です。
中国陶磁を範として優品を制作してきた竹春(初代祖父、二代父)の家に生まれ、40年以上にわたり青磁に取り組んできた氏の作品は、繊細な青の色彩と巧みな造形により、高い評価を受けてきました。その作品は、初期には古典の世界に学び、釉や形の研究を進めましたが、1980年代からは独自の作風を求めるようになり、現在にいたるまで、川瀬氏ならではの造形を展開させてきました。
展覧会では、作陶の変遷を辿る初期の秀作から、本展にて発表する最新作までを厳選し、70点余りの作品によりその青磁の魅力をご紹介いたします。
(会期中、展示替えを予定)
2011年7月9日(土)- 9月25日(日)
休館日 毎週月曜日(9月19日は開館)、9月20日(火)
開館時間 11:00〜18:00
※入館は17:30までになります
観覧料 一般1,000円、大学生800円、小・中・高生500円
※未就学児は無料
※障害者手帳をご提示の方、およびその介護者1名は無料となります。
主催 財団法人 菊池美術財団
協賛 京葉ガス株式会社
関連イベント情報
講演会、対談 各土曜日 午後3時〜4時30分
■ 講演会… 2011年7月30日(土)
○青磁の名品を語る
林屋晴三(当館館長)
■ 対談1… 2011年8月13日(土)
○中国宋代青磁の魅力
伊藤郁太郎氏(大阪市立東洋陶磁美術館名誉館長)、
川瀬忍氏 (作家)
■ 対談2… 2011年9月3日(土)
○作家と語る―その作品をめぐって
諸山正則氏(東京国立近代美術館主任学芸員)、
川瀬忍氏 (作家)
作家によるアーティストトーク 各土曜日午後2時〜
■7月17日/■8月20日/■9月17日
上記関連行事はいずれも美術館展示室フロアにて開催します。
※聴講は無料ですが、別途観覧料が必要となります。講演会、対談につきましては、会場の都合により満席の際は御立ち見となる場合がございますことを、予めご了承くださいませ。
●以下のギャラリートークは、いずれも観覧料でご参加いただけます。
学芸員によるギャラリートーク 各日曜日、午後2時より
2011年●7月17日、24日
●8月14日、28日
●9月11日、18日
交通
〒105-0001 東京都港区虎ノ門 4-1-35 西久保ビル
【地下鉄各駅からのアクセス】
・日比谷線・神谷町駅: 出口4bより徒歩6分
・南北線・六本木一丁目駅: 改札口より徒歩8分(改札口を出て正面左前方のエスカレーターを乗り継いで一番上まで上がって下さい)
・南北線/銀座線・溜池山王駅: 出口13より徒歩8分
・銀座線・虎ノ門駅: 出口3より徒歩10分
【バスによるアクセス】
「神谷町駅前」下車徒歩7分
・都バス・渋88(渋谷駅前―新橋駅前)
・都バス・橋86(目黒駅前―新橋駅前)
・都バス・浜95(品川車庫前―赤羽橋駅前)
※バス情報は2008年9月現在のものです。詳細は変更になることがあります。詳しくは都営バスHPをご覧ください。
【お問い合わせ】
TEL:03-5733-5131(代表)