シルク博物館(横浜)
特別展 三浦景生展 ―ヨコハマ染陶暦程―
横浜、シルク博物館にて、京都芸術大学名誉教授、日展参与の染色家、三浦景生展。
三浦景生(みうらかげお)は、1916年(大正5年)に京都で7代続いた表具師に生まれ、父の死後、丸紅意匠部で図案の仕事を始める。1942年(昭和17年)に京都市美術館で開催された「小合友之助染織展」を見て、ろうけつ染作品の美しさに感激した。第二次大戦後は丸紅を退職、小合友之助に師事して染色作家の道を歩む。
1947年(昭和22年)の日展初入選後は、卓越した造形デザイン力を活かし、幻想的、夢想的な独特の世界を創りあげ、さらに独創的な布象嵌技法などを用いた意欲的な抽象表現の話題作を次々に発表する。その後、身近な野菜などをモチーフとして、自然回帰の模様作りに専念。自由闊達な創作活動を続けている。
また、1963年京都市立芸術大学で後進の指導にあたり、1984年(昭和59年)に石川県立九谷焼技術研修所のデザイン指導を担当してからは、自ら陶芸を行うなどしている。
本展では、三浦景生の初期作品から95歳の最新作まで、60余年にわたる創作活動の全貌を回顧する66点の作品を紹介。遊び心いっぱいの生き生きとした三浦芸術の世界である。
主催 シルク博物館
展示協力
東京国立近代美術館/京都国立近代美術館/国立国際美術館/京都府立総合資料館/
京都府京都文化博物館/京都市美術館/京都市立芸術大学芸術資料館/染・清流館等
会期
2011年23年5月28日(土)ー6月26日(日)
(休館:月曜日)
午前9時ー午後4時30分まで(入館は4時まで)
シルク博物館
〒231-0023横浜市中区山下町1 (シルクセンター2階)
展示内容
◇屏風・額装作品等 約45点
◇陶箱・下絵等 約21点
作品解説
5月28日(土)
染めを受け継ぐ作家:三浦以左子作品
【イベント】
三浦景生展 作品解説
日時: 5月28日(土) 14:00ー15:00
解説: 三浦以左子氏
事前申し込みは不要
http://www.silkmuseum.or.jp/main/goriyou/
入館料
一般 700 円
シニア(65歳以上)300 円
高・大学生 200円
小・中学生 100 円
(3番出口より地上に出て、右手の大さん橋入口の信号を左に渡り、200メートルほど直進して、水町通り入口の信号を渡ったところにあるシルクセンタービルの2階)
市バス
26系統 大桟橋 歩1分
8・11・20・58系統 日本大通り駅 県庁前 歩3分