Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

芸術、美術、展覧会の紹介をしています。

 神奈川近代文学館(横浜)

artscene2011-03-21


231-0862
横浜市中区山手町110 港の見える丘公園

没後15年 遠藤周作展 
 ―21世紀の生命(いのち)のために

 2011年4月23日(土)ー6月5日(日)
 休館日は月曜日(5月2日は開館)

 http://www.kanabun.or.jp


 1955年(昭和30)「白い人」で芥川賞を受賞した遠藤周作(1923〜1996)は、 「沈黙」「深い河」などの作品で、多くの読者に感動を与えました。 切支丹禁制下の長崎を舞台とした「沈黙」は〈神の沈黙〉を主題とした作品と解釈されることが多い作品ですが、 遠藤はここで、どこまでも人間の嘆きに寄り添い共に苦しむ〈人生の同伴者〉としての神の姿を描きました。 宗教を主題とし本来特異な存在であるはずの遠藤文学が、多くの読者に支持されるのは、そこに、 遠藤自身の人生の哀しみと、人間の弱さへの共感があるからです。 没後15年を記念して開催する本展では、遠藤周作の生涯と文学を日記、書簡、原稿などの肉筆資料でたどるとともに、 混迷する21世紀を生きる私たちへ、時代を超え遠藤が投げかけるメッセージの意味を改めて問います。


2011年(平成23年) 4月23日(土)ー6月5日(日)
休館日は月曜日


開館時間 午前9時30分ー午後5時 (入館は4時30分まで)
神奈川近代文学館展示室


観 覧 料
一般600円
65歳以上/20歳未満、学生300円
高校生100円
中学生以下は入場無料

20名以上の団体割引あり



編集委員 加藤宗哉、富岡幸一郎
主  催 県立神奈川近代文学館、公益財団法人神奈川文学振興会
後  援 長崎市遠藤周作文学館、町田市民文学館ことばらんど


5月29日(日)「河童が語る遠藤周作
講師:妹尾河童(舞台美術家、エッセイスト)


講談・トーク (周作クラブ共催イベント)
5月22日(日)
「信長の愛した女たち 遠藤周作歴史小説から」
出演:高橋千劔破(作家、文芸評論家)、神田蘭(講談師)



ギャラリートーク
毎週金曜日 14:00
展示館1階エントランスホール


問い合わせ

公益財団法人神奈川文学振興会
231-0862
横浜市中区山手町110 
県立神奈川近代文学館

TEL045-622-6666
FAX045-623-4841