Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

芸術、美術、展覧会の紹介をしています。

武蔵野市・吉祥寺 他

artscene2011-03-19



 銅版画―静寂の線がつくる世界
 
 版画家・南桂子(1911-2004)は、富山県射水郡下関村(現在の高岡市中川)に生まれ、高等女学校時代から詩作や絵画制作に興味を持っている少女でした。戦後になり東京に出て童話や油絵を学び、後の夫となる浜口陽三と知り合い、銅版画を始めます。1954年、ともにフランスのパリに渡り、その後も長い年月をお互いに支えあいながら銅版画の制作を続けます。
 
 
 1982年、長年過ごしたパリから温暖な気候をもとめてアメリカのサンフランシスコに移り、1996年に帰国するまで、およそ40年余りを海外で生活し、制作を続けました。その間に生み出された銅版画には、ひとつひとつに清澄な詩情がみちあふれ、見るものをその世界に引き込んでいきます。本展では少女や木や鳥をモチーフとした淡く繊細な表現による独自の深い魅力を紹介し、日本でも高い人気を博している南桂子という版画家を浮き彫りにしていきます。



「生誕100年 南桂子展」 巡回展

4月1日(金)〜4月24日(日)
美術館「えき」京都

高岡市美術館
6月24日(金)〜7月31日(日)

武蔵野市立吉祥寺美術館
8月20日(土)〜10月10日(月・祝)

佐倉市立美術館
10月22日(土)〜11月27日(日)

群馬県立館林美術館
12月10日(土)〜2012年4月8日(日)

NHKサービスセンター巡回展
http://www.nhk-sc.or.jp/event/contents/minami_toyama.html


美術館「えき」KYOTO
生誕100年 南桂子展 銅版画―静寂の線がつくる世界

[展覧会]

 版画家・南桂子(1911-2004)は、富山県射水郡下関村(現在の高岡市中川)の出身。高等女学校時代から詩作や絵画制作に興味を持ち、戦後は東京に出て童話や油絵を学び、後の夫となる浜口陽三と知り合って銅版画を始めた。


 1954年、浜口陽三とともにパリに渡り、その後も長い年月をお互いに支えあいながら銅版画の制作を続けた。1982年には、パリからサンフランシスコに移り、1996年に帰国した。約40年の海外生活で生み出された銅版画は、ひとつひとつに清澄な詩情が満ちあふれ、見るものをその世界に引き込こむ力を持っている。

 
 少女や木や鳥をモチーフとした淡く繊細な表現による独自の深い魅力を紹介し、日本でも高い人気を博している版画家・南桂子を浮き彫りにする。