Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

芸術、美術、展覧会の紹介をしています。

吉祥寺美術館

artscene2011-03-16


2011年2月24日(木)ー6月13日(月)

 
日常的なモチーフでありながら幻想的な浜口陽三の銅版画の世界。


浜口陽三記念室


カラーメゾチントという独特な銅版画の技法を開拓し、多くの作品を創作した浜口陽三(1909-2000)より寄贈を受けた主要作品の数々を広く公開するとともに、氏の業績を末永く顕彰します。初期のモノクロームからカラーメゾチントに至る銅版画作品やその原版、道具類もあわせて展示します。


浜口陽三略歴  
1909(明治42)年   和歌山県広川村に生まれる
1930(昭和5)年 21歳 東京美術学校(現東京藝術大学)彫刻科中退、 パリに移住
1933(昭和8)年 24歳 サロン・ドートンヌに出品
1938(昭和13)年 29歳 パリで水彩画と版画の最初の個展開催
1953(昭和28)年 44歳 関野準一郎、駒井哲郎と共に日本銅版画家協会を創設
1954(昭和29)年 45歳 第1回現代日本美術展で「スペイン風油入れ」と「ジプシ−」が佳作賞受賞
1957(昭和32)年 48歳 第1回東京国際版画ビエンナーレで国立近代 美術館賞受賞、
                      第4回サンパウロビエンナーレ国際美術館グランプリ受賞
1961(昭和36)年 52歳 第4回リュブリアナ国際版画ビエンナーレグランプリ受賞
1977(昭和52)年 68歳 第12回リュブリアナ国際版画ビエンナーレサラエボ美術アカデミー賞受賞
1982(昭和57)年 73歳 北カリフォルニア版画大賞展グランプリ受賞
2000(平成12)年   12月東京で歿、享年91歳