新国立美術館

シュルレアリスム展
　―パリ、ポンピドゥセンター所蔵作品による―

Le Surreacute;alisme: Exposition organisacute;e par le Centre Pompidou agrave; partir de sa collection

Official website： http://www.sur2011.jp

　1924年、当時28歳の詩人アンドレ・ブルトンは、パリで「シュルレアリスム宣言」を発表、20世紀最大の芸術運動の口火を切った。

　シュルレアリスムは、偶然性、夢、幻想、神話、共同性などを鍵に、人間の無意識の世界の探求を行い、日常的な現実を超えた新しい美と真実を発見し、生の変革を実現しようと試みるもので、瞬く間に世界中に広まっていった。

　シュルレアリスムの影響は単に文学や絵画にとどまらず、広く文化全域に、そして広告や映画などの表現を通じて21世紀に生きる私たちの生活の細部にも及んでいる。

　シュルレアリスムの中核を担った詩人や芸術家の多くにとって終の住処となったパリの中心部に位置する国立ポンピドゥセンターは、この運動についてのもっとも広範で多様なコレクションによって知られるが、膨大なコレクションの中から、絵画、彫刻、オブジェ、素描、写真、映画などの作品約170点に、書籍や雑誌などの資料を加え、豊かな広がりを持ったこの運動の全貌をつぶさに紹介する展覧会が初めて実現。

　20世紀の芸術の流れを変えたシュルレアリスムを体験する絶好の機会といえる。

　会期　2011年2月9日（水）−　5月15日(日)　※会期延長

　毎週火曜日休館

　開館時間 　10：00〜18：00（入館は17：30まで）　

　※金曜日の夜間開館は当面見合わせ

　会場 　国立新美術館　企画展示室1E（東京・六本木）
　〒106-8558　東京都港区六本木7-22-2

　主催　国立新美術館、ポンピドゥセンター、読売新聞社、日本テレビ放送網
　後援　フランス大使館

　観覧料
　当日券　1,500円（一般）、 1,200円（大学生）、 800円（高校生）