Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

芸術、美術、展覧会の紹介をしています。

桑澤洋子 SO+ZO展 (渋谷)

SO+ZO展「 未来をひらく造形の過去と現在 1960s→ 」
   会期:2010年11月13日(土)〜11月28日(日)   
   会場:Bunkamura ザ・ミュージアム(第一会場) 東京都渋谷区道玄坂2-24-1
      桑沢デザイン研究所(第二会場)東京都渋谷区神南1-4-17

http://www.kds.ac.jp/

「SO+ZO展」では、世界をよく観察して新しくとらえ直す桑澤洋子の視点で、機能主義の原点にあった人間主義を取り戻すために、戦後日本のデザイン・造形の成果から二十一世紀の展望を試みます。
バウハウスなど、モダン・デザインの理念と活動に触発され、社会的、全人格的造形教育を目指し、専門学校桑沢デザイン研究所(1954)、東京造形大学(1966)を創設した桑澤洋子と、その共鳴者=教師陣による教育の理念と実践は、これまでに幾多の優れた才能を社会へ送り出してきました。
本展覧会は、その輩出した才能の軌跡=教育成果を辿ることで、桑沢学園の教育の理念と実践が日本のデザインや造形分野にどのような役割を果たしたのか、そして、今現在さらに未来に対してどのような意味を持ちうるのかを展観するものです。

展覧会記念 連続シンポジウム
会場:専門学校桑沢デザイン研究所
総合司会:山根基世(LLPことばの杜代表、元NHKアナウンサー)

教育機関である専門学校桑沢デザイン研究所東京造形大学の新たな可能性を検証するために行う講演会です。桑澤洋子の教育がもたらしたものについて検証し、今日の芸術教育をめぐる問題提起を行ないます。
※11月21日(日) 開催のシンポジウムにつきましては当日会場でも参加お申し込みいただけます。

2010年11月14日[日] 参加費:1000円(税込) SO+ZOの、過去・現在・未来を語る一日 その第一日
▼シンポジウム第一部 14:00−16:00
「桑澤洋子とデザインの時代−初期の教育とデザイン思想」


基調講演:「桑澤洋子、そのデザインへの眼差し」沢 良子(デザイン史)パネラー:小泉和子(建築史,室内意匠史),沢良子(デザイン史)
羽原肅郎(デザイン史),向井周太郎(デザイン史)司 会 :新見 隆(キュレーター)
▼シンポジウム第二部 16:30−18:30
「創造の時代、桑沢+造形、クリエイターたちの時代」


パネラー:浅葉克己(デザイナー),内田 繁(デザイナー),近藤康夫(デザイナー)
高梨 豊(写真家),戸田ツトム(デザイナー),長友啓典(デザイナー)司 会 :工藤強勝(デザイナー)


2010年11月21日[日] 参加費:1000円(税込) SO+ZOの、過去・現在・未来を語る一日 その第二日
▼第一部:リレートーク 14:00−16:00
「SO+ZOの創造的多面性を語る」
「SO+ZOの美術」岡村多佳夫(美術史) 「SO+ZOの映像」諏訪敦彦(映像作家)
「SO+ZOのデザイン」粟野由美(メディア・デザイン論),沖 健次(デザイナー)
          工藤強勝(デザイナー),新見 隆(キュレーター)
「SO+ZOの編集・評論」押金純士(編集者)
「SO+ZOのファッション・テキスタイル」眞田岳彦(衣服造形家)
▼第二部:シンポジウム 16:30−18:30
「共生の時代、桑沢+造形とその未来形を語る」


パネラー:沖 健次(デザイナー),眞田岳彦(衣服造形家),諏訪敦彦(映像作家)
舟越 桂(彫刻家),母袋俊也(画家),矢萩喜從郎(建築家・デザイナー)司 会 :新見 隆(キュレーター)