Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

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「生誕100年 随筆家・白洲正子 ―あざやかなる生の軌跡」展

artscene2010-11-06


■展覧会紹介

町田市の名誉市民である白洲正子は、今年、生誕一〇〇年を迎えました。戦後、GHQとの交渉、通訳に奔走した白州次郎の妻として、また、能など多くの日本伝統文化に通じた芸術家として、たぐいまれな感性と独自の視点によって日本文化を見直し、古人の想いや生活、日本古来の美の世界を作品に表しました。本展では、愛用の品々や自筆原稿とともに「随筆家・白洲正子」の軌跡と魅力をご紹介します。

伯爵家に生まれた白洲正子(1910〜1998)は、たぐいまれな感性と独自の視点によって日本文化を見直し、古人の想いや生活、日本古来の美の世界を現代によみがえらせました。「私達の歴史は、たとえ無意識にせよ、私たちと共にある、私たちみんなの中に生きている、そう自覚することが、生きていることの意味」(「夕顔」)と述べる正子は、数多(あまた)の作品や日々の暮らしの中でそれを体現しました。既成の概念にとらわれることなく、自分の目で見、感じ、それを己の言葉で表現した正子の魅力は、今なお多くの人々の共感を得、また憧れとなっています。
本展では、感性の源であり創作の原点であった「能」との係わりを起点に、多くの作品を紡ぎだし終の棲処となった鶴川での生活や、小林秀雄青山二郎らとの交友を経て開花した作品世界を、愛用の品々や自筆原稿とともにご紹介します。白洲正子はいかにして「随筆家・白洲正子」になったのか―。その軌跡と魅力を御覧いただければと思います。

[施設概要] 町田市民文学館ことばらんど
      〒194-0013 東京都町田市原町田4丁目16−17
      Tel:042-739-3420 Fax:042-739-3421
      アクセス:JR横浜線町田駅」ターミナル口より徒歩8分
           小田急線「町田駅」東口より徒歩12分

[会期] 2010年11月3日(水)〜12月19日(日)
[会場] 町田市民文学館ことばらんど 
[ HP ] http://www.city.machida.tokyo.jp/event/shisetsubetsu/bungaku/tenji_bungaku20101103/index.html

[休館日] 毎週月曜日、11月11日(木)、12月9日(木)

[観覧時間] 10:00〜17:00
     ※ナイトミュージアム11月19日(金)、12月17日(金)は20:00まで開館

[観覧料] 一般:400(300)円、大学生・65歳以上:200(100)円、高校生以下:無料
※展覧会初日(11月3日)および最終日(12月19日)は無料
※( )内は20人以上の団体料金

[監修] 牧山桂子、青柳恵介
[主催] 町田市民文学館ことばらんど
[協力] 旧白洲邸 武相荘

会期中に、関連のイベントが多数あります。